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生ごみ処理機の補助金がある市・ない市|主要都市の上限額と申請タイミング一覧
生ごみ処理機の購入補助は自治体によって上限3万円から制度なしまで差が大きく、「購入前に申請」が必須の市もあります。2026年8月に各市の公式サイトで確認した主要都市の補助率・上限額・申請タイミングと、申請でつまずきやすい落とし穴をまとめました。
同じ生ごみ処理機を買っても、住んでいる市によって自己負担は0円近くにも、全額にもなります。
生ごみ処理機の購入補助は「あるかないか」だけでなく、申請のタイミングでも結果が変わります。購入前の申請が必須の市で先に買ってしまうと、制度があっても1円も受け取れません。
この記事では、2026年8月3日に各自治体の公式サイトで確認した内容をもとに、主要都市の制度をそのまま並べました。
1. まず結論:主要都市の補助制度一覧
2026年8月3日に各市区町村の公式ページで確認した内容です。 金額・受付状況は年度途中でも変わるため、申請前に必ずリンク先の公式ページで最新情報をご確認ください。
受付中の自治体
| 自治体 | 補助率 | 上限額 | 申請タイミング | 主な条件 |
|---|---|---|---|---|
| 足立区 | 税抜本体価格の2/3 | 30,000円 | 購入後6か月以内 | 令和8年4月1日〜令和9年3月15日(消印有効)/先着・予算上限まで/1世帯1台 |
| 千葉市 | 1/2 | 35,000円 | 購入後1年以内 | 4月1日〜2月末日/5年で1基/ディスポーザー式は対象外 |
| 相模原市 | 1/2 | 20,000円(1台) | 購入後 | 前期5/1〜7/31・後期10/26〜1/29/5年以内に受給していないこと/指定販売店方式あり |
| 杉並区 | 税込価格の1/2 | 20,000円 | 購入後 | 令和8年4月1日〜令和9年3月31日に購入/過去5年度に受給がないこと |
| 新潟市 | 税込価格の1/2 | 20,000円(電動) | 購入前(事前申請) | コンポスト容器・EMボカシ容器は上限3,000円/6年度経過で再申請可 |
| 川口市 | 1/2 | 市内業者18,000円/市外15,000円 | 購入後 | 地球温暖化対策活動支援金の一部。領収日が令和8年3月1日以降/ディスポーザーは対象外。電動処理機が対象かはページに明記がないため要確認 |
| 浜松市 | 1/2 | 15,000円 | 購入後 | 令和8年4月1日以降に購入/コンポスト・密封発酵容器は対象外/1世帯1台 |
| さいたま市 | 1/2 | 10,000円 | 購入後 | 4〜6月・7〜9月・10〜12月の3期制/5年度に1基 |
| 札幌市 | 税抜本体価格の1/2 | 10,000円 | 購入前(申込→抽選→決定後に購入) | 前期は終了、後期は10/8〜10/30・89台/1世帯1台 |
| 福岡市 | 1/2 | 堆肥化容器2,500円/乾燥式10,000円/バイオ式20,000円 | 容器は購入後/電動は購入前(事前認定) | 電動は令和8年度の受付終了。堆肥化容器は令和9年1月29日まで |
今年度分の受付が終了している自治体
| 自治体 | 補助率 | 上限額 | 状況 |
|---|---|---|---|
| 川崎市 | 1/2 | 10,000円 | 「令和8年度については、予算の上限に達したため、受付終了しました。」 |
| 松戸市 | 電動1/3・容器1/2 | 20,000円/6,000円 | 令和8年度の受付は終了。予算額に達した時点で締切 |
購入助成がない自治体(代わりの支援)
| 自治体 | 状況 | 代わりに用意されているもの |
|---|---|---|
| 横浜市 | 平成28年3月で助成事業を終了 | 土壌混合法、段ボールコンポスト、ミミズコンポストなどの紹介 |
| 名古屋市 | 個人向けの購入助成なし | 10世帯以上の団体向けに年間上限50,000円(最大3年) |
| 神戸市 | 「生ごみ処理機の購入助成制度は設けていません」 | こうべキエーロ、段ボールコンポスト |
| 板橋区 | 「生ごみ処理機の購入に対する助成制度は行っておりません」 | コンポスト容器・段ボール堆肥づくり、親子向け講習会 |
| 広島市 | 購入費助成の案内なし | 生ごみリサイクル講習会、ハンドブック配布 |
| 一宮市(愛知) | 令和3年3月31日で購入補助制度を終了 | — |
| 中野区 | 助成金ではなくあっせん(区民限定の割安販売) | 協定販売店価格(例:パリパリキューライト20,000円、パリパリキュー38,500円、ダスクリンくるくる3型21,000円) |
| 世田谷区 | 電動処理機への助成の記載なし | バッグ型コンポスト(LFC)を本体価格税込5,401円の1割引で購入可 |
2. 一番多い失敗は「先に買ってしまう」こと
主要都市を並べると、申請タイミングがきれいに二分されます。
購入前の申請が必須(先に買うと対象外)
- 札幌市 — 申込 → 抽選 → 助成決定通知が届いてから購入。「助成決定通知を受ける前に購入したものは、助成対象とはなりません」と明記されています。
- 新潟市 — 「処理器の購入、設置前に事前申請が必要」
- 福岡市(電動処理機) — 購入前の事前認定申請が必要(堆肥化容器のみ購入後でOK)
購入後の申請でよい(ただし期限あり)
- 千葉市(購入後1年以内)、足立区(購入後6か月以内)、松戸市(領収書は購入日から1年以内)、杉並区・相模原市・さいたま市・川口市・浜松市
購入前申請の自治体では、セールで安く買えたタイミングが、そのまま補助金を捨てたタイミングになります。まず自分の市がどちらかを確認してください。
3. 「制度がある」=「今もらえる」ではない
もう一つの落とし穴が予算枠です。多くの自治体が先着順で、予算に達した時点でその年度は打ち切られます。
2026年8月の時点で、すでに以下の状況でした。
- 川崎市 — 令和8年度は予算上限に達して受付終了
- 松戸市 — 令和8年度の受付は終了
- 福岡市 — 電動生ごみ処理機は予算上限に達して受付終了(堆肥化容器は継続)
- 札幌市 — 前期300台の受付は終了。後期は10月8日〜30日・89台で、応募多数なら抽選
- 相模原市 — 前期は7月31日で終了。後期は10月26日から
つまり、年度替わりの4〜5月が最も確実です。秋以降に検討する場合は、後期受付がある自治体(札幌市・相模原市など)かどうかを先に調べるのが近道です。
4. 見落としやすい細かい条件
同じ「1/2補助」でも、計算の土台が違います。
- 税込か税抜か — 足立区・札幌市は「税抜本体価格」が基準。杉並区・新潟市は税込価格が基準です。同じ本体価格でも受け取れる額が変わります。
- 送料・ポイント払いは対象外 — 浜松市は「送料、保証料、ポイント支払分は補助対象外」と明記。足立区も消費税・付属品・消耗品は対象外です。
- ディスポーザーは対象外 — 千葉市・杉並区・足立区・川口市・新潟市いずれも対象外としています。
- ○年に1台ルール — さいたま市・杉並区・千葉市・相模原市は5年、新潟市は6年、足立区は令和3年度以降に受給していないことが条件です。過去に受け取っていると使えません。
- 機器の種類で上限が変わる — 福岡市は乾燥式10,000円/バイオ式20,000円と差があります。松戸市は電動1/3・容器1/2と補助率自体が違います。
5. 実質いくらになる?(試算)
本体価格40,000円(税込)の乾燥式を買った場合、各市の公式ルールに当てはめると次のようになります。制度の条件から計算した試算値で、実際の交付額を保証するものではありません。
| 自治体 | 計算 | 補助額 | 実質負担 |
|---|---|---|---|
| 千葉市 | 40,000円 × 1/2(上限35,000円) | 20,000円 | 20,000円 |
| 足立区 | 税抜36,363円 × 2/3(上限30,000円) | 約24,200円 | 約15,800円 |
| 杉並区 | 40,000円 × 1/2(上限20,000円) | 20,000円 | 20,000円 |
| 相模原市 | 40,000円 × 1/2(上限20,000円) | 20,000円 | 20,000円 |
| さいたま市 | 40,000円 × 1/2(上限10,000円) | 10,000円 | 30,000円 |
| 横浜市・名古屋市・神戸市など | 制度なし | 0円 | 40,000円 |
上限額が大きい自治体では、本体価格が高い機種のほうが「実質差額」は小さくなる傾向があります。上限に届かない安い機種を選ぶと、補助枠を使い切れないままになります。
6. 乾燥式・バイオ式・ハイブリッド式の違い
補助金の対象になる家庭用処理機は、大きく3タイプに分かれます。
| タイプ | 仕組み | 向いている人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 乾燥式(温風乾燥) | 温風で水分を飛ばして減量する | 臭い・水分・コバエをすぐ何とかしたい | 稼働中の音と排気の匂い。処理には数時間かかる |
| バイオ式(微生物分解) | 微生物の力で分解し堆肥にする | 家庭菜園やプランターで堆肥を使いたい | 基材の交換が必要。分解に向かない食材がある |
| ハイブリッド式 | 乾燥と分解を組み合わせる | 減量と堆肥化を両立したい | 本体価格が高め。設置スペースを取りやすい |
自治体の補助金はどのタイプでも対象になることが多いのですが、福岡市のように乾燥式とバイオ式で上限額が違う自治体もあります。買う前に、自分の市がどのタイプにいくら出すかを確認してください。
なお、電気を使わないコンポスト容器・段ボールコンポストも多くの自治体で補助対象です(新潟市は上限3,000円、福岡市は2,500円、松戸市は6,000円)。まず数千円で試したい場合はこちらが現実的です。
7. 補助金がない市でも、できること
横浜市・名古屋市・神戸市・広島市・板橋区のように購入助成がない自治体でも、別の形の支援があります。
- 中野区のあっせん — 補助金ではなく、区と協定を結んだ販売店から割安に買える仕組みです。区民限定で、パリパリキューライト20,000円などの価格が公表されています。
- 世田谷区の割引 — バッグ型コンポスト(LFC)を、本体価格税込5,401円の1割引で購入できます。
- 神戸市のこうべキエーロ/横浜市の土壌混合法 — 土と微生物で生ごみを分解する方法で、費用をかけずに始められます。
- 広島市・板橋区の講習会 — 段ボールコンポストの講習会やハンドブックが用意されています。
「補助金がないから何もできない」わけではなく、自治体がすすめる方法は用意されています。まずは市のごみ減量ページを見てみてください。
8. 生ごみ処理機を買う前に試せること
処理機は数万円の買い物です。まず臭いだけを止めたい場合は、もっと安い手段で足りることもあります。
夏場の臭い対策の基本と、防臭袋・密閉ゴミ箱の選び方は 夏の生ゴミの臭いを断つ3つの基本 にまとめています。「臭いを止めたい」のか「量を減らしたい」のかで、選ぶべきものが変わります。
9. 参考:乾燥式の定番モデル
補助金の申請では領収書と設置写真が必要になるため、購入店の領収書が発行できるところで買うのが安全です。価格は変動するため、最新価格はリンク先でご確認ください。
楽天の売れ筋でレビュー570件・平均4.67。中野区のあっせん品目にも入っている乾燥式のロングセラーで、多くの自治体で補助の対象になるタイプです。
価格帯の目安: 約20,000〜60,000円(調査時点の目安)
- 乾燥後はゴミの量が大きく減り、ゴミ出しが軽くなるという声が多数
- 乾燥させてしまえば臭わない。夜セットして朝には処理が終わっている
- 運転音が静かで、就寝中に回しても気にならないという評価
- 小型で置き場所に困りにくいという評価
- 乾燥運転中の排気のにおいが気になるという声
- 上部の排気口から熱風が出るため、置き場所を選ぶ
- 付属の生ゴミネットの丈が短く使いにくいという指摘
- 処理に数時間かかる。電気代とフィルター交換のランニングコストがかかる
楽天市場の売れ筋商品のレビュー傾向(570件・平均4.67)と、実機レビュー記事の指摘を調査。2026年8月時点。個人の感想であり効果を保証するものではありません。
電気を使わず微生物の力で分解するタイプ。新潟市は上限3,000円、福岡市は2,500円、松戸市は6,000円と、電動より補助の上限は小さいものの、本体も数千円から始められます。
価格帯の目安: 約3,000〜10,000円(調査時点の目安)
- 電気代がかからず、本体も数千円から試せる
- できた堆肥を家庭菜園やプランターで使える
- 自治体によっては容器も補助の対象になる(上限は電動より小さい)
- 分解に時間がかかり、乾燥式のようにその日のうちには片づかない
- 基材の交換や切り返しなど、手間が定期的に発生する
- 屋外に置き場所が必要なタイプが多く、集合住宅では使いにくい
- 自治体によっては容量(コンポストは50L以上等)の要件があり、対象外の製品もある
各自治体の補助対象・上限額は2026年8月3日に公式サイトで確認。商品の使用感は個人差があります。
10. 捨てるときのルールは自治体ごとに違います
生ごみそのものの分別区分・出し方・収集日は市区町村ごとに異なります。処理機で乾燥させた後の残さをどのごみとして出すかも、自治体によって扱いが変わります。
本記事の自治体情報は2026年8月3日に各市区町村の公式サイトで確認した内容です。補助金は年度・予算の状況により変更・終了する場合があります。申請前に必ず各自治体の公式ページおよび担当課でご確認ください。実質負担額は公表されている補助率・上限額から計算した試算であり、交付額を保証するものではありません。