スプレー缶は何ゴミ?
全国データの答え
全国881自治体を調べたところ、49%が「有害・危険ごみ」でした
区分名は70種類。最も多い表記は「有害ごみ」(403自治体)です。多数派に従えば有害・危険ごみですが、お住まいの自治体で確認してください。
同じスプレー缶でも、川崎市は「資源物」、北九州市は「家庭ごみ」、相模原市は「かん類」、仙台市は「缶・びん・ペットボトル等」、堺市は「小型金属」、福島市は「資源にできない埋めるごみ」と、区分の呼び方や扱いが自治体で分かれます。
出し方の条件で多いもの:使い切るに言及 20% / 切断に言及 9%
都道府県別の多数派を見る(47都道府県)
入力すると、その自治体のスプレー缶のページへ移動できます。
※ 当サイト収録の自治体公式情報(2026年10月時点・881自治体)の集計。区分名は各自治体の表記のまま、割合は各自治体の先頭区分で数えています。政令市の区は市に含めています。
- 1 中身を使い切る・火気を避けるなど、安全に保管する
- 2 自治体の有害ごみ回収ルール(回収日・回収拠点)を確認する
- 3 指定の回収日・回収拠点に出す。回収がない場合は販売店・専門業者に相談する
※ 手順・料金は自治体により異なります。上の検索からお住まいの自治体のページでご確認ください。
スプレー缶の処分方法
自治体のごみ収集に出す
決められた収集日に、指定の方法で出します。粗大ごみの場合は事前予約が必要です。
不用品回収サービスを利用
自宅まで回収に来てくれるので、重い物や大きい物も楽に処分できます。他の不用品もまとめて依頼すると効率的です。
即日対応の業者もあります。まずは無料見積もりで料金を確認:
最大5社の無料見積もりを比較する捨てる前の注意点
- 必ず中身を使い切ってから捨ててください。ガスが残っていると収集車内で爆発する恐れがあります。
都市別の詳細ルール
お住まいの都市を選択すると、スプレー缶の正確な分別区分・収集日・料金がわかります。
詳しく解説
全国データで見るスプレー缶の分別
スプレー缶は多数派はあるものの、自治体で分かれる品目です。当サイトが自治体公式情報から収録した881自治体(2026年10月時点)で集計すると、有害・危険ごみが49%で最多ですが、不燃ごみ系が24%、資源ごみが23%と続き、区分名は70種類あります。川崎市は「資源物」、北九州市は「家庭ごみ」、相模原市は「かん類」のように扱いが分かれるため、多数派だけを信じて出すのは危険です。
県単位でも傾向が違い、東京都は有害・危険ごみ(46%)が多数派なのに対し、大阪府は資源ごみ(69%)が多数派です。
出し方の条件で多いのは、「使い切る」に20%、「切断」に9%の自治体が言及している点です。区分が同じでも出し方の条件は市ごとに違うので、市のページの手順を確認してください。
穴あけの指示は自治体で真逆です。明記のある自治体のうち「穴を開けない」105自治体、「穴を開ける」67自治体で、都道府県別の内訳と各市の原文はスプレー缶「穴あけ」全国実態調査にまとめました。
ページ上部の「あなたの市区町村では?」に市名を入れると、お住まいの自治体のページに移動できます。
スプレー缶の処分が難しい理由
スプレー缶には以下の危険性があります。
- 可燃性ガス封入 — LPG、DME(ジメチルエーテル)等
- 高圧 — 内部圧力により破裂時に飛散
- 残液 — 多くの缶で完全使い切れずに残る
- 静電気・摩擦で発火 — 残ガス + 火花で大事故に
処分前の手順
Step 1: 中身を完全に使い切る
噴射ボタンを押して、「シュー」という音がしなくなるまで噴射します。
- 屋外または換気の良い場所で
- 火気から離れた場所で
- 風向きを考慮(自分や他人にかからない方向)
Step 2: ガス抜き作業
中身を使い切った後も、わずかにガスが残っていることがあります。
残ガスの排出方法(メーカー推奨)
- 屋外の風通しの良い場所で
- 火気のない場所で
- 逆さにしてボタンを押し続ける — 残ガスを排出
- 「シュー」音が完全に止まるまで
Step 3: 穴あけ作業(自治体ルールで判断)
「穴あけ不要」の自治体(増加中)
- 東京23区の多く、横浜市、名古屋市、大阪市など
- ガス抜きまで自分で → あとは収集側で安全処理
「穴あけ必須」の自治体
- 専用の穴あけツール(100均で購入可、500〜1,000円)
- ドライバーやキリでも可能だが怪我リスク高
- 必ず屋外で、ガス抜き後に実施
→ お住まいの自治体ルールは ページ上部の「あなたの市区町村では?」検索 から確認
自治体での分別区分
スプレー缶の分別区分は自治体ごとに異なります。
| 区分 | 主な自治体 |
|---|---|
| 有害ごみ・危険ごみ | 専用回収日、別袋(多くの自治体) |
| 資源ごみ | 金属としてリサイクル(一部自治体) |
| 不燃ごみ | 規定通り(一部自治体) |
→ 共通して 「他のごみと分けて出す」 ことが必須
種類別の処分
整髪料・化粧品系(ヘアスプレー、デオドラント等)
- 一般的なスプレー缶として処分
- ガラス容器付きのスプレーは別処分が必要
殺虫剤・防虫剤(バルサン等)
- 中身使い切り後の処分は通常のスプレー缶と同じ
- 未使用の缶は通常処分不可(環境汚染のため)
塗料・スプレーペンキ
- 内容物が有機溶剤を含むため特殊扱いの自治体多数
- 残液は新聞紙等に染み込ませて可燃ごみ
- 缶本体はガス抜き後に通常スプレー缶として
業務用スプレー缶(大型)
- 一般家庭ごみとしては処分不可
- 販売店に返却 or 産業廃棄物処理業者に依頼
注意:未使用のまま捨てる場合
「中身が残ったまま捨てたい」という場合の正しい対処。
中身が出せない場合
- メーカーお客様相談室に問い合わせ → 引取対応している場合あり
- 自治体に「使えないスプレー缶の処分方法」を直接相談
大量にある場合
- 不用品回収業者依頼(産廃扱いで料金高め)
- 引っ越し時等に専門業者へ
過去の重大事故事例
スプレー缶の不適切な処分による事故は毎年発生しています。
- 2018年 札幌市 不動産屋爆発事故 — 室内でスプレー缶 100本以上のガス抜きで大爆発、死傷者多数
- 収集車火災 — 全国で年間 300〜500件、ほとんどがスプレー缶起因
- ごみ処理場火災 — 圧縮処理中の発火で施設停止
→ 必ず屋外でガス抜き、火気厳禁 を徹底してください
よくある質問
使い切ったか分からないスプレー缶
逆さにしてボタンを押し、音がしなければ使い切り完了。少しでも音がする場合は屋外で残ガス排出を続ける。
キャップ・プラスチック部分は?
キャップ・噴射ボタン等のプラスチック部分は外して別途処分(プラスチックごみ or 可燃ごみ)。本体(金属缶)のみがスプレー缶として扱われます。
10年以上前のスプレー缶を見つけた
古いスプレー缶はサビによる強度低下で危険。屋外で慎重にガス抜きして、それでも内圧が抜けない場合は自治体に直接相談。
関連ガイド
参考情報
- 総務省消防庁「ごみ収集車両の火災」
- 一般社団法人 日本エアゾール協会「エアゾール製品安全使用ガイド」
- 環境省「一般廃棄物処理事業実態調査」